幸せな時間

私は今育児休業中なわけだが、来年4月には仕事復帰する。その時子供は一歳手前。

 

遊ぶ我が子を見ている時、抱っこしている時。

あまりの愛おしさに涙が出そうになる。

産んだ直後よりも、今になって我が子を愛おしく想う気持ちが強くなる。

 

毎日2人で過ごす、幸せすぎる日々。

けれど、4月には仕事に戻らねばならない。

 

やっぱりこんなの嫌だな。

こんなに愛おしい我が子と、一歳前から離れて働くなんて。

もう少し側で見ていたいよ。

辛くて毎晩泣いている。

 

いつかこんなのが当たり前ではない世の中になりますように。

一緒にいたいと願う母と子が、もう少し長く一緒にいられますように。

 

私と夫は同じ仕事をしているけれど、残念ながらどちらか1人の給料じゃとても子供を養えないよ。

だから働くしかないの。

一度やめたらなかなか同じ待遇では働けないから。

悲しい世の中だよ。

 

出産と嫁姑問題

我が家は夫婦共に実家が車で15分圏内。長男と結婚したのでいつかは義実家の敷地に家を建てなければいけないけれど、今現在は賃貸暮らしをしている。

出産前はほどよい距離で、どちらの実家ともに月数回用事があれば寄ってた。向こうから来たことはない。

だから、あまり嫁姑問題を深く考えていなかったけど、甘かった。

 

出産した後まずびっくりしたのは、会陰切開の傷が痛すぎること、全く寝る時間がなく、貧血でふらふらだったこと。

でも、総合病院でインフルエンザが流行している時期に出産したため、産後は面会謝絶だったので、寂しかったけど今思えば誰にも会わなくて良いのは楽だったのだ。

しかし、毎日くる姑のメールに返信するのはちょっと面倒だった。

 

退院日、やっと夫に会える!と楽しみにしていたら、姑も一緒に病院に迎えに行きたい…と言い始める。

2人で話したいことがあるんだ、勘弁して、と思い、なんとか理由をつけて断る。

 

2人で里帰り先の自分の実家に向かうと姑が待ち構えていた。

そして、夫も産後ゆっくり子供を抱いたことがないのに、我れ先にと子供をだき、あろうことかほっぺにキスを!

自分だってしていないのに。

夫だってしていないのに。

なんともいえない嫌悪感に襲われる。

産後の情緒不安定も合わさって、涙が出そうになるがこらえる。

ずっと子供にベタベタ。夫だってまだ満足に抱いていないのに。

早く帰れ、早く帰れと心で祈るばかり。

 

その日の夜、実の母にこの気持ちを打ち明けて大泣きした。

 

産前産後に抱いた恨みは一生続く、と聞いたことがあるけれど、その日から私は姑を一切受け付けられなくなった(マタハラまがいのことをした同僚も。)

 

しかし、姑は私の気持ちはいざ知らず、仕事がない日は毎日実家に来る。しかもアポ無し。わたしは2時間おきの授乳で睡眠不足、やっと寝たという時に来られたり、眠くて精神的にいっぱいいっぱいの時にも来る。しかも日中は実家の家族は全員仕事で居ないため、わたしが1人で相手しなければならないのだ。

そもそも嫌悪感たっぷりで子供を抱かれるのも嫌で仕方なかったからなおさら辛かった。

 

1週間で限界になり、夫と実母の前で泣きながら訴える。アポ無しで来ないでほしい、とにかく心身ともに余裕がない。休日など、わたし以外にも誰かいる時のみ来て欲しい。私一人で子供も姑も相手できない。頻度も多すぎる。週1でもきつい。今は休ませて欲しいと。

 

二人とも理解してくれ、夫も姑に話してくれたが、孫に会いたい気持ちは止まらないらしく、以前よりは頻度は減ったが約束を破ることも多々あった。1人の時のアポ無し訪問も数回、アポといいながら今から行きます という意味のない連絡など。

 

もうこの時点でわたしは姑が生理的に無理、というレベルになってしまっていた。子供を抱かれるだけで鳥肌がたち、その日の夜は嫌悪感で寝れなくなった。眠いのに寝れず、わたしは産後うつ状態に突入してゆく。

 

続きはまた書こう。

なんだかなぁ

育児してみて、釈然としないことが幾つかある。というか、これじゃ少子化なるわ!って思った。

結局、女性も輝く社会だとか男女平等に働く社会とか言うけれど、子供を産んで育てるということにおいては、絶対に女性側の大きな負担なしでは回らないんだもの。
平等になんて無理。それが男女の性差だから仕方ない、なのに男女平等に輝く社会ってなんなの。

 

妊娠中はつわりで倒れそうになりながら、それが終われば大きなお腹をかかえて働く。でもそれを理由に休みたくても、いつもどおりに働くのがどうしても辛くても、好きで妊娠してるんだろ?休んだ代わりに働く者の身にもなれ的なプレッシャーがすごくて必要最低限しか休めないし、弱音も吐けない。それだけ社会に余裕がないんだよね、みんな余裕がないんだよ。

 

最近は産めば母乳育児!母乳最高!とかでとりあえず母乳育児をしてみると最後、産後しばらくは子供の側から離れられないことになる。子を預けるにしても2〜3時間が限度、夕飯の買い物くらいしかできないよね。移動を考えると、ゆっくりランチなんて近場じゃない限り無理だし。完母になると、かなりの確率で赤ちゃんは哺乳瓶からミルク飲まなくなるから…

 

いくら夫がイクメンで一生懸命育児してくれても、男性は趣味とか飲み会とかそれなりに続けられる。
でも女性はしばらくは無理。24時間ほとんど子供の側を離れられない。今までできていたことをほとんど犠牲にするしかない。これも男女の違いだから仕方がない。それが女にしか味わえない育児の喜びだったりするし。育休取れてるうちはまだいいんだよね。

 

けど、だいたいの人は長くても子供が1歳になる前には仕事に復帰する。保育園だとか職場、家計の事情で3カ月とかで復帰する人も多い。そしたらもっと大変。
そしてこの場合もやっぱり女性の側に育児の負担がどんどんのしかかる。それは性差だから仕方ない部分もあるし、男性はまだまだ育児を理由に仕事を休んだり、付き合いをないがしろにしたり、早く帰ったりはできない世の中だから。

 

こんなバタバタしていたら、子供に真正面から向き合う余裕がなくなる。可愛い可愛い我が子、本当は全力で向き合いたい。なのにいつからかその余裕がなくなっていく。本当は余裕をもって、子供と向き合いたいのに。

 

こんな主張があるたび出る意見が

・好きで子供作ってるんだろ!なら責任持てよ、弱音吐くな→そうだけどさ、それを言ったら元も子もないよね。こんなに育児が大変だと誰も子供産まなくなるよ。少なくとも2人目、3人目は躊躇するよね。その結果が少子化じゃないか

 

・両親には頼れないの?→両親も働いている人が多いんじゃないかな。これから定年も伸びる一方だから今後ますますそんな人が増えるだろう。さらに両親は両親で、介護など他に面倒みなきゃいけない人がいたりする。お金もかかるから孫のために仕事やめるわ!なんて到底無理。

 

・そんなに辛いなら仕事やめれば?→男女輝く社会?のため、男性だけの給料で子育てはなかなか難しい家庭が多いのでは。しかも、大学進学まで視野にいれるのが当たり前になりつつあるから、なるべく貯金したい。将来年金だってどれくらい貰えるかわからないから、働いて貯金しなきゃいけない。本当は育児が落ち着くまで仕事を辞めたいけど、辞めたら最後、なかなか正社員での再就職はむずかしい。だから無理してでも続けるしかない。

 

行政がなにをしても根本的な解決には全くなっておらず、的はずれな支援ばかりで悲しい。
子供を産んでも仕事を頑張って、キャリアを積んでいく人生もわるくないけど、そんなの望んでない女性だってたくさんいるのに。

 

本当は育児に専念したい、余裕のある心で子供と向き合いたいと思ってる女性はたくさんいるはずなのに、その気持ちに応える支援は全くないよね。

 

たとえば、女性が育児に専念しても十分にやっていけるくらい、男性の給料を上げるとか。
それでは労働人口が足りないなら一度育児で仕事から離れたとしても、また正社員で戻る場所があるとか。その場合もちろん、キャリア的には男性に差をつけられても構わない。ただ、一度辞めたらパートしか選択肢がなくなるのはつらい。

 

まあ、今は育児中なので、その立場からの発言になってしまうけど、休んだ社員のフォローをする周りも本当に大変なんだよね。私も申し訳ない気持ちでいっぱいだ。欠員補充できるならいいけど、経営の事情やら仕事の内容次第ではできないことも多々あって、残された人が仕事を負担する。そうしてその怒りは休んだ女性に向かうことも多い。

中途半端に数ヶ月、数年休まれるくらいならいっそ退職してくれた方が残されたほうもやりやすいよね。新しい人を採用できるし。育児が落ち着いたらまだ求職して。問題は求職しても、正社員への道が困難なことだ。

もしくは負担を被る分休んだ人の給与を残された人に分配するくらいしてほしいよね。

 

これも職種次第だから一概には言えないか。むずかしいなぁ。だんだん何がいいたいかわからなくなってきた